Steam DeckをAndroidで再現?Droid-Deckが気になったので調べてみた

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Droid-Deckを使ってAndroidデバイス(AYN Thor Base)でSteam Deck環境を実現した 環境構築
Android上でSteam Deckライクなゲーム環境を実現する「Droid-Deck」。実際に導入できるのか調査してみました。
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この記事は、おおよそ 8分16秒 で読めます。

AndroidデバイスでSteam環境を実現する3つの注目プロジェクトが気になる

最近、海外の YouTube や Reddit を見ていると、Android デバイス上で Steam 環境を実現する以下のプロジェクトを見かけるようになりました。

いずれも ARM 搭載デバイスで Steam や Windows ゲームを動かそうというプロジェクトですが、それぞれどう違うのかよく分かりません。そこで参考までに Gemini へ質問し、概要を整理してみました。

3つのプロジェクトの共通点

回答をまとめると、3つのプロジェクトはいずれも ARM デバイス上で Steam 環境を実現することを目指しています。

  • ARM デバイスで Steam や Windows ゲームを動作させる
  • Gamescope や MangoHud など Steam Deck 系技術を活用
  • Snapdragon 搭載ゲーム機を主なターゲットとしている
  • FEX などの変換レイヤーを利用して x86 向けアプリの実行を目指している

AYN Odin シリーズや AYN Thor シリーズ、Retroid Pocket シリーズといったAndroid 携帯ゲーム機が主な対象になっているようです。

最大の違いは「Linux を起動するか」「Android 上で動かすか」

調べていて最も大きな違いだと感じたのは、この部分でした。

比較まとめ

項目 SteamOS-ARM-Handhelds MaSieS4Fun Droid-Deck 
動作形態 ネイティブOS(Linuxブート) ネイティブOS(Linuxブート) Androidアプリ(互換レイヤー) 
主なベース SteamOS(Steam Frame) SteamOS / Ubuntu Android上のFEX / proot / Xwayland 
導入方法 SDカードへの書き込み、ABL変更 SDカードへの書き込み、ABL変更 APKファイルのインストール 
Androidとの関係 SteamOS内でAndroid環境を動かす 完全に別OSとして動作 Androidシステム上で同居 

表を見ると分かるように、SteamOS-ARM-Handhelds と MaSieS4Fun は Linux を直接起動する方式で、Droid-Deck だけが Android アプリとして動作します。 

SteamOS-ARM-Handhelds

SteamOS を ARM 向けに移植し、Linux を直接起動するタイプです。Android とは別に SteamOS 環境を起動するため、Steam Deck に近い体験が期待できます。

MaSieS4Fun

こちらも Linux ネイティブ環境を構築するプロジェクトです。SteamOS 系だけではなく Ubuntu ベース環境も扱っており、ゲーム用途だけでなく Linux 環境そのものを楽しむ色合いも強そうです。

Droid-Deck

Droid-Deck は少し方向性が異なります。Linux をブートするのではなく、Android アプリとしてインストールして利用する方式です。導入の手軽さという点では、この3つの中で最も敷居が低そうです。

手持ちのデバイスではどうなのか

気になったので、手持ちのデバイスについても確認してみました。

対応状況まとめ

デバイス SoC / GPU 性能クラス SteamOS-ARM-Handhelds MaSieS4Fun Droid-Deck 備考 
AYN Thor Base Snapdragon 8 Gen 2 / Adreno 740 超ハイエンド(約150〜160万点) ○○○実績豊富。2画面対応なども期待できる 
Xiaomi Pad 7 Snapdragon 7+ Gen 3 / Adreno 732 準ハイエンド(約140万点) ××△外部コントローラー前提 
Retroid Pocket 5 Snapdragon 865 / Adreno 650 ミドルハイ(約75〜80万点) △△○最近対応が進んでいる 
Alldocube iPlay60 mini Turbo Snapdragon 6 Gen 1 / Adreno 710 ミドルレンジ(約55万点) ××○軽量ゲーム向け 
Headwolf Titan 1 Dimensity 8300 / Mali-G615 MC6 ハイエンド(約136万点) ×××Mali GPUがネック 

AYN Thor Base

Snapdragon 8 Gen 2 搭載ということもあり、今回の3プロジェクトとの相性はかなり良さそうです。

Retroid Pocket 5

Snapdragon 865搭載。最近サポートが広がっているようで、かなり面白い検証対象になりそうです。

Xiaomi Pad 7

Snapdragon 7+ Gen 3搭載。Linux ブート型は難しそうですが、Droid-Deck なら試せる可能性があります。

Alldocube iPlay60 mini Turbo

Snapdragon 6 Gen 1搭載。重量級ゲームは厳しそうですが、小型タブレットでどこまで遊べるのか気になります。

Headwolf Titan 1

Dimensity 8300搭載。Android ゲーム用途では十分高性能ですが、現状の Windows ゲーム環境は Adreno GPU 向け最適化が中心となっているため、少々厳しい状況のようです。

Armada OS との違いも気になる

さらに Armada OS との違いについても整理してみました。

Armada OS・SteamOS-ARM-Handhelds・MaSieS4Fun比較

項目 Armada OS SteamOS-ARM-Handhelds MaSieS4Fun 
OSの血統 Fedoraベース独自OS 公式SteamOS(Debian系) Arch Linux / Ubuntu 
システムの堅牢性 ◎ 最高 ○ 高い △ 実験的 
Androidアプリ △ Waydroid等を利用 ○ Androidレイヤー搭載 × なし 
主なターゲット AYN / Retroid / AYANEOなど広範囲 Snapdragon携帯ゲーム機 Snapdragon 8 Gen 2中心 
専用ツール Armada Control Easy UFS Installer 開発者向け環境 

整理すると、

  • 安定性重視なら Armada OS
  • Steam Deck らしさ重視なら SteamOS-ARM-Handhelds
  • Linux 実験環境として楽しむなら MaSieS4Fun

という住み分けになりそうです。

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Droid-Deck と GameNative の違い

Droid-Deck について調べていると、GameNative との違いも気になりました。

GameNative と Droid-Deck の比較

比較項目 GameNative Droid-Deck 
起動画面・UI Android風のシンプルなゲームランチャー Steam Deckと同じBig Pictureモード 
ゲーム管理 Steam、GOG、Epic、自前のexeなどを個別管理 Steamライブラリ中心 
公式機能連携 基本非対応 Steamクラウド、実績、Steam Inputを利用可能 
パフォーマンス ◎ 比較的軽量 △ システム負荷は高め 
設定の手間 △ 知識が必要 ◎ ほぼ自動 
動作要件 ミドルレンジSnapdragonでも動作可能 ハイエンドSnapdragon推奨 

GameNative はゲームごとのチューニングで性能を引き出すスタイルです。一方の Droid-Deck は Steam クライアントを前提にした環境で、Steam Deck に近い使い勝手を重視している印象です。

ゲーム単体の軽さなら GameNative、Steam Deck ライクな体験なら Droid-Deck という住み分けになりそうです。

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現時点での感想

ここまで整理してみると、SteamOS-ARM-Handhelds と MaSieS4Fun は Armada OS と同じく Linux をネイティブ起動する方式なので、導入のハードルはやや高めです。その代わり、動作面ではかなり期待できそうです。

一方の Droid-Deck は Android アプリとして導入できるため手軽に試せそうですが、Android 上でLinux 環境と Steam クライアントを同時に動作させる仕組みだけに、実際のゲームプレイ時のパフォーマンスは気になるところです。

また、せっかくのハイエンド機である Headwolf Titan 1(Dimensity 8300搭載)が現状では有力候補にならなそうなのは少々残念です。

まとめ

今回整理した限りでは、3つのプロジェクトはそれぞれ方向性がかなり異なっていました。

特に興味を持ったのは、Android アプリとして導入できる Droid-Deck です。次回は実際に

  • AYN Thor Base
  • Xiaomi Pad 7
  • Alldocube iPlay60 mini Turbo
  • Retroid Pocket 5

の4台へ Droid-Deck をインストールし、使い勝手やゲームの動作状況を確認してみたいと思います。果たして Steam Deck ライクな環境として実用になるのか、なかなか楽しみです。

Droid-Deckを使ってAndroidデバイス(AYN Thor Base)でSteam Deck環境を実現した
Android上でSteam Deckライクなゲーム環境を実現する「Droid-Deck」。実際に導入できるのか調査してみました。

💡
今回の記事内容は、Gemini への質問結果をもとに管理人なりに整理したものです。実際のプロジェクト仕様や対応状況とは異なる可能性があり、情報が古くなっている場合もありますので、導入時には各プロジェクトの GitHub や公式コミュニティも併せてご確認ください。

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