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備忘録として昨年中に記事にしておきたかった3本のうち1本はアップしましたが、残り2本は投稿できなかったので、そのうちの1本を。時間に余裕があるときに、できるだけ書いておきましょう。
というわけで、WonderSwan Color ROM の吸出し です。
昨年のお正月に運よくワンダースワンカラーの「スーパーロボット大戦COMPACT3」を入手しましたが、実機ではなくエミュレータでプレイするために吸い出すことにしたので、その際に購入したダンパーと吸出し方法の紹介となります。
GAMEBANK RetroDumper(ゲームバンク レトロダンパー)の比較
ワンダースワンカラー本体の実機も手元にあるのですが、そもそも画面が小さいので老眼には厳しく、また、液晶の表示状態もかなり悪かったので、入手したソフトの動作確認をして即終了・・すぐに ROM の吸出し方法を調べました。いくつかあるようでしたが、アマゾンで購入できる「GAMEBANK」の製品がよさそうでしたので、こちらに。
Gamebank-web.com
https://www.gamebank-web.com/
こちらにした理由は吸い出したかった ROM がワンダースワンカラーの「スーパーロボット大戦COMPACT3」だけではなく、NINTENDO64 の「スーパーロボット大戦64」も吸出したかったのでという理由になります。「スーパーロボット大戦64」も以前から手元にあり、これも実機でプレイすることはできるのですが、エミュレータで手軽にプレイしたいなと思っていたので、ワンダースワンカラーと NINTENDO64 の2種類の ROM を吸い出す目的で「GAMEBANK」の製品を選びました。
こちらのメーカーにはマルチダンパーという N64、MD、SFC、FC、GB/GBC、GBA、PCE の 7機種の ROM に対応する製品もあったのですが、GBA は別の方法で吸い出せますし、N64 以外は今のところ、吸い出したいソフトがなさそうなので見送りました。マルチダンパーの場合、WSC を吸い出すには追加でアダプターが必要ですし・・
そこで、レトロベースというベースにプラグインアダプターを挿して使用するタイプにしました。こちらだと、WSC と N64 の吸出しをしたい場合、3製品必要にはなるのですが、WSC 専用、N64 専用ダンバーを2台購入するより安く済みますし、仮に SFC の吸出しがやりたくなったら、アダプターを追加購入すれば対応できますので。
2024年1月時点の価格比較
マルチダンパー | 価格 | 対応機種 |
レトロダンパー N64、MD、SFC、FC、GB/GBC、GBA、PCE – Retro Dumper(ダンパー, 7in1) | ¥23,800 | SFC/GBA/MD/N64/FC/GBGBC/PCE |
レトロベース+アダプター | 価格 | 対応機種 |
レトロベースダンパー V3.1 | ¥7,980 | MD |
N64プラグインアダプター V2.1 | ¥2,980 | N64 |
WSCプラグインアダプター V2.1 | ¥3,980 | WSC |
合計 ¥14,940 |
専用ダンパー | 価格 | 対応機種 |
N64ダンパー V3 | ¥7,980 | N64 |
WSCダンパー V3 | ¥8,980 | WSC |
合計 ¥16,960 |
「レトロベースダンパー V3.1」は「レトロベースダンパー V4」へバージョンアップしているようです。V3.1 は USB ケーブルが別売りでしたが、V4 では規格も TYPE-C に変更となりケーブルが付属しているようです。(2025年1月時点)
レトロダンパーの使い方
さて、実際の吸出し方法ですが、1年前に実施して、その後1回もやっていないので復習をかねて、あらためてやってみましょう。
「スーパーロボット大戦COMPACT3」 と「スーパーロボット大戦64」は、昨年吸出し済みなので、せっかくですから別のソフトを。ワンダースワンカラーにしても NINTENDO64 にしても何本かソフトが手元にありますので、今回は下記を吸出しました。
- ワンダースワンカラー「SDガンダム Gジェネレーション ギャザービート2」
- NINTENDO64「PDウルトラマンバトルコレクション64」
取り込み方法ですが、メーカーサイトにあるプログラムを使用します。
– Retro Dumper Download –
http://www.gamebank.jp/dumper/
昨年ダウンロードしたバージョンより新しいものがありましたので、あらためてダウンロードします。起動しようとすると、Microsoft Defender に引っ掛かりますので「詳細情報」をクリックして、さらに「実行」をクリックします。
左側のメニューで、吸い出したい機種を選択します。まずは、ワンダースワンカラーの ROM を吸出したいので、『WS』を選択します。次に右側の「Info」をクリックすると、何やらメッセージが表示されました。
There is new firmware that can be updated on your device. If the current device is not working properly, please try to update the firmware.
お使いのデバイスには更新可能な新しいファームウェアがあります。現在のデバイスが正常に動作しない場合は、ファームウェアを更新してみてください。
どうやら、ダンパーのファームウェアの新バージョンがあるようです。右下の「Update」をクリックして、ファームウェアのバージョンアップを実施します。
無事に終了したようですので、あらためて、右側の「Info」をクリックして、ワンダースワンカラーの ROM が正常に認識されていることが確認できたら、次に「Dump」をクリックします。保存するファイル名を聞かれるので、適当に入力します。入力後「保存」をクリックすると吸出しが始まります。容量が小さいので、あっという間です。
次は NINTENDO64 の ROM の吸出しです。アダプターと ROM を付け替えますので、念のため、USB 接続を外し、通電を止めてからアダプターと ROM をセットして、再度 USB ポートにつなぎます。あとは、先ほどと同様に今度は『N64』を選択して手順を繰り返します。こちらもさほど時間はかからず終了となり無事吸出しが完了しました。
吸出したROMは、エミュレーターで実行してみれば、きちんと吸出されたかどうかは確認できるのですが、便利なツールがありますので、今回も利用してみました。
ROM Checker /オールドゲーム ROM研究
http://mrchecker.web.fc2.com/index.html
吸出したファイルを読み込ませると、チェックサムやDBと照合して確認してくれるようなので、正常に吸出せたかどうかの判断基準の一つになるかと思います。
まとめ
1年ぶりでしたが、今回も無事に吸出せました。専用機を使うのは楽でいいですね。以前、GBA ROM の吸出しを手持ちの Wii U と DS Lite、パソコンだけでやったときは、かなり手間がかかりました。
ただし、専用機はコストがかかります。今回も WSC と N64 の昨年分と合わせて計4本の ROM を吸出すのに1万5千円かかかっていますので、1本あたりで考えると・・かなり割高に。WSC や N64 は手元にまだソフトがありますので、それらも吸い出すことを考えれば元が取れるのかもしれません。
さて、動作確認も兼ねて、Retroid Pocket 4 Pro で試してみました。ワンダースワンカラー「SDガンダム Gジェネレーション ギャザービート2」は、レトロ感があっていいですね。おなじみのGジェネですが、この頃はどんな感じだったのか?すっかり忘れているので、おもしろそうではあります。
NINTENDO64「PDウルトラマンバトルコレクション64」は、起動してみてもどんなゲームだったのかさっぱり・・手元にあった N64 のカートリッジは、マリオやポケモンなど任天堂製のものばかりで、唯一こちらがそうでないものでした。調べると、25年前のウルトラマンの RPG のようです。ウルトラマンや仮面ライダーも好きですが、自分でプレイするために買ったんですかね、そうだとは思いますが覚えていません・・
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